社員インタビュー vol.1 佐藤裕 ディレクター, ソリューションコンサルタント
社員紹介ブログ記事の連載を始めました!
明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
昨年に引き続きまだまだコロナ感染症については予断を許さない状態ですが、今年は少しでもこれまでの日常が戻ることを期待したいです。
さて、新年早々新しい企画として、メディデータの様々な部門社員にスポットを当て、ご紹介する社員紹介連載を始めることといたしました!
グローバルでは「Meet a Medidatian」のタイトルで、すでに社員紹介のブログ記事がありましたが、この度こちらの日本語ブログでも社員紹介の記事を掲載していくこととなりました。
メディデータってどんな会社?どんな雰囲気?どんな人が働いているの?どんなことをやっているの?など、製品を知っているという方がいらっしゃっても、実際の会社の様子やそこにいる「人」は見えていなかったのではないかと思います。
日頃このブログでは様々なソリューションをご紹介しておりますが、ソリューションを紹介するだけでなく、そこに携わる社員やその仕事、役割をご紹介することで、少しでもメディデータを知っていただきたい、身近に感じていただきたい、と考え、様々な役割のメンバーのインタビューを掲載していく予定です。
どこかで見かけたことがある、普段メールでやりとしているけど直接は知らない、など皆さんが知っている人ももしかしたら登場するかもしれません^^
これまであまり見えていなかった中の様子をぜひこの機会に知っていただけたら幸いです。
佐藤裕(Yutaka Sato)
ソリューションコンサルタント
ディレクター
2011年6月入社
記念すべき1回目はメディデータ主催のセミナーやイベントでは必ずと言っていいほど登場し、様々な学会や業界イベントでも多数講演を行なっているメディデータ日本オフィスを代表するSpokesman、佐藤裕(ゆたか)さんにお話を伺いました。
佐藤さんはなんと昨年で勤続10年を迎えた大ベテラン。また、佐藤さん率いるソリューションコンサルタントチームはメディデータの中でも群を抜いて仲の良い、働きやすいチームとしてどの部門からもお墨付きがあるほど、素敵なチームです。
そんなチームを支える佐藤さんがこの10年を振り返って思うこと、部を取りまとめる立場として気をつけていることなどを伺いました。
Q1、現在の職種および役割を教えて下さい。
ソリューションコンサルティング部門のディレクターを務めています。チームメンバーの知識や経験が向上するように働きかけたり、他部門と調整しながら、メンバーが円滑に仕事できるように調整しています。
ソリューションコンサルタントそのものの役割は、お客様への製品説明やデモの実施、導入に至るまでのお客様の課題や懸念に対するご提案などが主なものです。
マネジメントだけではなく私自身もソリューションコンサルタントとして実際にお客様先に伺ってデモをしたり、メディデータ主催のセミナーや外部のイベントなどで講演を行なったりしています。
Q2、現在Directorというポジションですが、マネジメントをされていて感じる事、これまでと変わったことなどはありますか?
外資系企業は営業やプリセールス(ソリューションコンサルティング)の仕事を科学的に捉え、できるだけ情報やノウハウを属人化せず、いかに仕事を効率的にこなせるかにフォーカスします。ですが、これだけを押し進めるとすべてがドライになりがちなので、メンバーにはある程度余裕を持たせ、自由度も与えながら、自分で考えるようにしてもらっています。
私がまだチームの一員だった頃は自分一人のパフォーマンスを上げることを意識し、集中していましたが、いまは組織としてのパフォーマンスを上げるという意識に変わりました。その他、心掛けているのは、現場視点を忘れないこと、チームメンバーが相談しやすい雰囲気づくりをすることです。
Q3、佐藤さんは実は前職は異業界と伺いましたが、以前はどんなお仕事をされていたのでしょうか?
また、メディデータへの入社のきっかけはどのようなものだったのでしょうか?
昔の上司であった方からの誘いがあり、前職では小規模なIT関係の会社に勤めていました。そこでは、営業企画、ビジネスデベロップメントなど色々な職務が経験できました。一番の思い出に残っているのは、CRM(セールスフォース)の導入を通じて、コールセンター業務のパフォーマンス向上に関われたことです。非常にやりがいのある仕事ではありましたが、内資系企業だったので英語を使う機会が残念ながらありませんでした。
以前、海外で仕事していたこともあり、再度グローバル企業で英語を使った仕事に携わりたいと考え、メディデータへの入社を決めました。
Q4、ソリューションコンサルタントの面白さ、醍醐味などはどのようなところだと感じますか?
私たちの主な仕事は、メディデータのソリューションに興味を持ってくださったお客様に対して製品説明やデモを行うことです。製品デモをご覧になっている方々の興味は、製品を導入するとどのように仕事が変わるのか、新しい製品は簡単に使うことができるか、といったことですが、製品を選定するのは、あくまで人です。
ロジカルな説明だけでなく、場合によってはエモーショナルな部分に訴えかけなければなりません。事前準備を十分に行いながらも、その場の雰囲気からアドリブでデモや説明をカスタマイズすることに面白さを感じています。
また、製品ができることは決まっていますが、その伝え方や流れ、着眼点などは多様であるため、自分の引き出しをたくさん持ち、あらゆる場面に対応していく方法を蓄えたりブラッシュアップしていけるところも好きな点です。
Q5、これまでの10年を振り返っていかがでしたか?苦労した事大変なこと、また、次の世代や部下に伝えたいことはありますか?
幸運なことに、ひっきりなしに仕事がやってくるという状態が続いていました。お客様の所在地の特性から都内での移動が中心ではあるものの、大阪やその他国内各所に赴いたり、会議などのためにニューヨークに飛んだり、いつもどこかに出かけていたような感じでした。客先でのデモが好きで移動も好きであったため苦痛と感じたことはありません。変化に富んだ毎日を楽しんでいる間に10年が過ぎた印象です。
偉そうなことを言いたくはありませんが、唯一伝えたいことがあるとすると、学びの心を忘れないことです。
顧客の声を聞き、製品について学び、業界動向を知る。知識の引き出しが豊富であれば、社内からだけでなく、顧客からも頼られる存在になれます。
頼られる存在であるという緊張感を持つと、学ぶことを続けざるを得なくなります。好循環のサイクルは自らを、ひいてはチーム、会社のポテンシャルを伸ばす原動力になると考えています。
Q6 最後に、仕事、プライベートでこれから挑戦してみたいことがあればおしえてください!
仕事に関していうと、いま高い興味関心があるのは国内の治験実施数についてです。これは私だけでなく業界の方なら皆さんそうだと思いますが、今後日本で治験数が減ってしまうことを危惧しています。
新薬や新しい治療法を心待ちにしている人にとっては深刻な問題ですが、いくつかのレポートから、減少は必ずしも絵空事ではないと考えています。
いくつかの要因がありますが、日本は他国と比較して症例集積性が乏しいこと、治験費用が高額であること、ITインフラやリテラシーが先進国の中では見劣りすることなどが挙げられます。
どれも難しい問題ではありますが、人口減少といった事象とは異なり、どこかに解があると考えています。現在は製薬メーカや医療機関の方々が集まる会合、および業界内団体で意見を交換したり、業界紙への論文投稿などを通じて解決への糸口を模索しています。短期的に解決できることではないので、当面の間はこの活動を続けたいと考えています。
佐藤さんの知識は幅広く、治験開始前〜実施中〜完了後まで臨床開発全体を網羅的にカバーしていて、ご自身が実際に業務を体験されていたのではと思うほど、ペインポイントや業務の細部まで把握されているので、異業界出身と聞いて驚く人は少なくありません。
佐藤さんのお話しにあるように、「学びの心を忘れずに」業務をされてきたからこそ、その賜物として多くの知識やご経験、説得力のある提案ができるのだと改めて感じることができました。
メディデータでは佐藤さんのように異業種からの転職組も多く、バックグラウンドに関わらず一線で活躍する社員が多数います。業務でお困りのことがあった際や製品について気になることがありましたらぜひお気軽にお問合せください。
また、もしメディデータにご興味を持っていただいた方がいらっしゃいましたらぜひ一度現在募集中の求人をご覧ください。