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【出展報告】第22回CRCと臨床試験のあり方を考える会議に出展しました!
皆さんこんにちは。マーケティング部 杉友です。
2022年9月17・18日に新潟県で開催されたCRCと臨床試験のあり方を考える会議(以降はあり方会)に出展いたしましたのでその報告をしたいと思います。
メディデータは毎年あり方会へ協賛を行っています。あり方会を通して、医療機関で働くCRCさんへ業界で起こっている臨床開発のデジタル化の現状、今後起こりうる変化などをお伝えし、臨床開発業務のデジタル化への理解を深めていただくためです。
ここ3年はコロナ渦もあり、オンラインで毎年講演を行っていたので、今回初の現地出展、かつ私にとって未踏の地である米どころ新潟開催ということで意気揚々と新幹線で現地に乗り込みました。新潟の広大な稲穂の田園風景を車窓から眺めながら、「夜ご飯は何を食べようかしら」と思いを巡らせていたらあっという間に新潟駅に到着しました。会場は新潟県本土と佐渡島とを結ぶ定期航路である佐渡汽船のフェリーターミナルがある万代島地区再開発事業進によって開発された大型複合施設「朱鷺(とき)メッセ」です。内海沿いに建設されたこの会場は海風を感じる抜群のロケーションと素晴らしい眺めを有した素敵な会場でした。
今回は、展示出展とランチョンセミナーでの協賛となります。ランチョンセッションでは、「医療機関に訪れる臨床試験のDX化に備える」と題して、分散型臨床試験に関するおさらいから始め、メディデータが幅広く提供しているDCTソリューションをサンプルのプロトコルを用い実際の業務と照らし合わせながらどのように変化していくのかについてご紹しました。
そして、展示ブースでは、eConsentを中心とした患者向けソリューションのご紹介を行いました。iPadを持参し、実際にCRCさんにeConsentを触っていただき、同意取得の流れや操作を体感していただきました。またブースではお立ちより頂いたCRCさんにeConsentに関する期待や懸念点、そしていつ頃eConsentを使ってみたいかについてアンケート(n=85)を実施しました。結果は下記をご覧ください。(※該当の画像をクリックすると拡大表示となりますので見ずらい方はお試しください。)
上記の結果を見てみると、導入初期の負担増加等一定の懸念はある一方で、eConsentに対する期待もある程度大きいことがわかりました。また2年以内にeConsentを使ってみたいという方も半数以上いることがわかりました。もちろん医療機関としてeConsentを受け入れる準備ができていることと、使ってみたいという個人の気持ちや感情を同じ尺度で図ることはできませんが、少なくとも私達が肌感覚で感じている医療機関におけるeConsentの受け入れに関する障壁は、個人レベルにおいては前向きな方も多くいらっしゃるということがわかり希望の光を感じました。ここではCRCさんから頂いたポジティブなコメントを3つご紹介いたします。
「eConsentはセミナーの画面では見ていたが、目の前でシステムの入力をしたり画面を見て、とても実施しやすいと感じました。」
「eConsent導入には否定的であったが、実際システムを操作してみると、高齢者や小児には積極的な導入が望ましいと考えを改めました。」
「このeConsentの使い方に現場が慣れたら、被験者にもきちんとより深い説明ができ、被験者の理解や納得が更に深まる。とてもわかりやすい機能です。」
上記のような前向きなコメントがある一方で、アンケートからはまだeConsentに対する不安や懸念を持たれている方も多くいらっしゃるので、メディデータはこれからも医療機関への継続的なアプローチを行い啓蒙活動や教育活動を通じて臨床開発のデジタル化を推進していきます。