Clinical Trials Day 2022 (臨床試験の日)を祝う

5月20日、メディデータは「Clinical Trials Day.(臨床試験の日)」を祝います。2005年以来、業界はこの日を記念日として、臨床試験に対する認識を高め、臨床研究に携わる人々に敬意を表し、公衆衛生向上のための努力に感謝するために団結しています。この日は、1747年にジェームズ・リンドが壊血病を調べるための臨床試験を計画し、知らず知らずのうちに将来の臨床研究への道を開いた、最初の比較臨床試験が行われた日とされています。 

臨床試験は、新しい治療法を開発し、患者さんに提供するために不可欠なものです。臨床試験は、承認を得る前に完全に組み立てられなければならないパズルの重要なピースとなります。臨床試験は、治療を考慮しなければいけない病状を持つすべての患者さんにとって、ケアの選択肢となります。そして多くの場合、標準的な治療法をすべて使い果たした患者さんにとって、希望の光となるのです。

臨床試験への参加を呼びかけるには、臨床試験の認知度を高めることも重要です。臨床試験の継続的な進展と成功のためには、参加者の存在が不可欠です。しかし、研究によると、圧倒的多数の患者さんが、診断時に臨床試験が選択肢としてあることを知らない、あるいはわからないということが明らかになっています。

未来の臨床試験

Clinicaltrials.gov,によると、米国では約21,000の試験で患者の募集が行われています。同サイトに世界的に登録されている試験の数は、開設当初から爆発的に増加しており、2001年の2,119件から2022年には約40万件に達しています。

臨床試験の状況は近年急速に進化しており、新しい治療パラダイムの導入や、複雑な適応設計、複数の多様なデータソース、大量のデータ、Synthetic Control Arms®、分散化など、高度な試験プロトコルが導入されています。COVID-19の爆発的な感染は、分散型臨床試験（DCT）デザインとデジタルヘルス技術の導入を加速させ、両者は広く採用されるようになりました。そして、このポジティブなトレンドはCOVID-19以降も続くと思われます。

DCTとデジタル技術の利用拡大は、すべての関係者に利益をもたらします。これらのイノベーションは患者中心のソリューションを提供し、患者の負担を軽減し、患者の募集と維持を改善し、縦断的な客観的データの収集を可能にし、試験の効率性を高め、試験全体のコスト引き下げにつながります。 

また、分散型臨床試験は、臨床試験全体の多様性を高めるための重要なツールでもあります。世界中で治療法を開発する場合、これらの治療法を多様な患者集団で試験し、人種や民族、年齢や性別の異なる人々の間で安全性と有効性を評価することが極めて重要です。しかし、臨床試験において、このような多様な表現が欠けていることがあまりに多いのです。DCTは、人口統計、地域、社会経済的地位に関係なく、患者さんが臨床試験にアクセスしやすくします。 

メディデータは20年以上にわたり臨床試験をサポート

メディデータは、革新的で拡張性の高いクラウドベースのプラットフォームを通じて臨床試験の変革を促し、イノベーションを実現することで、不可能を可能にする（Solve the Impossible）ストーリーを作り上げてきました。同社の臨床ソリューションは、Medidata Clinical Cloud® （下図参照）上で統合されています。このプラットフォームにより、臨床試験のワークフローの合理化、試験と臨床データの一元管理、既存システムとのシームレスな統合、臨床試験のパフォーマンスとデータ品質の向上が可能になります。

メディデータは臨床データ管理の近代化、AIを活用したインサイトの生成、臨床試験の透明性の維持、患者向けテクノロジーの開発への取り組みにより、複数の治療分野で臨床試験のプラットフォームとして採用され、2021年に登場した新薬の3分の2の試験で弊社のテクノロジーが使われています。メディデータは2,000社以上の顧客（150万人以上のユーザーに相当）と提携し、800万人以上の患者と健康な被験者を対象とした2万7000件以上の試験の実施をサポートしています。 

メディデータと一緒に今年のClinical Trial Dayを祝い、臨床試験に対する認識を高め、世界中の臨床研究関係者に敬意を表しましょう!

こちらから、メディデータの臨床試験サポートの詳細をご覧いただけます。