患者中心の実現をサポートする患者インサイトプログラムを公開 〜スポンサーおよび CRO がPatient Centricity by Design プロセスを臨床試験で活用可能に〜
ニューヨーク州ニューヨーク (2022年2月15日米国報道発表資料抄訳) – ダッソー・システムズ傘下のメディデータは、スポンサー、CRO(医薬品開発業務受託機関)、施設に対し、メディデータ独自のPatient Centricity by Designプロセスを公開し、ワークショップなどを通じて各社の臨床試験へ患者の意見フィードバックを活用できるよう再設計したことを発表しました。臨床試験のプロトコルとテクノロジーの設計・開発に患者中心のアプローチを取り入れるための新しいサービスの一環として、同社の「Patient Insights Program」へのアクセスを開放し、サービスとして提供します。
「Patient Insights Program」では、多様なバックグラウンドを持つPatient Insightsチームへのアクセスを提供し、Design Studioと呼ばれる革新的かつ画期的なワークショップを通じて、臨床試験体験を改善し、臨床試験提供スケジュールを迅速化し、治療法を早期に市場に投入するためのプロトコル設計や患者向けソリューションの開発を支援します。
メディデータのPatient Insights担当バイスプレジデントであるAlicia Staleyは、次のように述べています。
「メディデータは、患者の視点をソフトウェア開発のライフサイクルに導入する公式なプロセスをいち早く確立し、包括的に患者体験を改善するソリューションを生み出しました。これまで臨床試験から取り残されてきた人々を含め、より多くの人々にとって臨床試験が選択肢となることを目指し、このプログラムへのアクセスを開放します。」
「患者中心」という言葉は10年近く前から流行語になっていますが、ほとんどの臨床試験は、患者/介護者から直接意見を聞くことはほとんどなく設計されています。患者参画は散発的で一時的なものが多く、患者の負担軽減や登録・維持・経験の向上に影響を及ぼすほどのものとして取り入れられていないのが現状です。
Lazarex Cancer Foundationの開発マネジャー/IMPACTおよびPATHプログラムリエゾンであるErin Miller氏は、次のように述べています。
「メディデータの患者アドボケイツ(支援者)とともにPatient Design Studioに参加し、弊社の臨床試験準備ツールを共同作成、編集、情報提供できたことは非常に貴重なことでした。この唯一無二のツールは、患者さん一人ひとりの歩みを理解し、臨床試験を成功させるために必要なリソースを提供し、患者さんに希望を与え、がんの進行具合や健康状態を改善する機会をもつことにつながります。」
メディデータのPatient Insightsチームは、発足から現在に至るまですでに20以上のデザインスタジオを運営し、メディデータ製品へのフィードバックとインサイトを提供してきました。メディデータの Patient Centricity by Design は、ソフトウェア開発のライフサイクルに患者の視点を導入するための正式なメソッドです。現在は米国を中心とした活動ですが、グローバル展開も視野に入れており、アジアでも本プログラムを利用しやすくするため、日本人の患者アドボケイツ参画も計画しております。メディデータが取り組んでいる患者視点をいかしたソフトウェア開発の様子についてはこちらのビデオもご覧ください。
メディデータはダッソー・システムズの完全子会社です。ダッソー・システムズは 3DEXPERIENCE プラットフォームにより、研究から商業化までのエンドツーエンドの科学・ビジネスプラットフォームを提供することで、個別化医療時代におけるライフサイエンスのデジタルトランスフォーメーションをリードする役割を担っています。
メディデータについて
メディデータは、より多くの患者さんの希望を実現できるよう、ライフサイエンス分野におけるデジタルトランスフォーメーションを推進しています。新しい治療の価値最大化、リスク最小化、アウトカム最適化のために、製薬企業、バイオテクノロジー企業、アカデミア、医療診断・機器メーカーなどが日々取り組んでいる研究において、エビデンスを見出し、新たなインサイトを獲得できるよう支援しています。メディデータが提供しているClinical Cloud Platformは、1,900社以上のライフサイエンス企業や団体に採用され、100万人以上の認定ユーザーが利用しており、臨床開発、コマーシャルさらにはリアルワールドデータの活用において世界で最も使われているプラットフォームです。メディデータは、米国ニューヨークに本社を置く、ダッソー・システムズ(ユーロネクスト・パリ:FR0014003TT8、DSY.PA)の傘下のグループ企業であり、世界各国に拠点を置き、各国またはグローバルでの臨床試験ニーズにお応えしております。より詳細な情報はwww.medidata.com/jp、LinkedIn / Facebookの日本語公式アカウントページなどをご覧ください。
ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCEカンパニーとして、人々の進歩を促す役割を担います。当社は持続可能なイノベーションの実現に向けて、企業や人々が利用する3Dのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、患者、市民あるいは消費者のために世界の持続可能性を高めるべく、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを使って現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出し、さらなるイノベーション、学び、生産活動を追求しています。ダッソー・システムズ・グループは140ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供します。より詳細な情報はホームページ、 https://www.3ds.com/ja(日本語) 、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。
3DEXPERIENCE、Compassアイコン、3DSロゴ、CATIA、BIOVIA、GEOVIA、SOLIDWORKS、3DVIA、ENOVIA、NETVIBES、MEDIDATA、CENTRIC PLM、3DEXCITE、SIMULIA、DELMIA およびIFWEは、アメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズ (ヴェルサイユ商業登記所に登記番号B 322 306 440 で登録された、フランスにおける欧州会社) またはその子会社の登録商標または商標です。
※本原稿は2022年2月15日(米国東部現地時間)に英語で発表された原稿の抄訳版です。より詳細な発表内容については原文の英語版をご参照ください。
報道関係者お問い合わせ先
メディデータ・ソリューションズ株式会社
中村 淑江
yoshie.nakamura@3ds.com