- メディデータはアジア初のソリューションを提供することで、治験実施施設は臨床試験の効率を高め、テクノロジーによる新治療法の迅速な開発を促進
- Medidata Rave Companion は、治験実施施設における手作業によるデータ入力の負担増と、それに起因するデータエラーに対処
- Rave Companion のパイロットテストでは、電子カルテやその他のソースから Medidata Rave EDC （Electronic Data Capture）へのデータ入力に必要な時間が短縮され、クエリ率（元データ照会頻度）が36%減少したこと、フィールドごとのデータ入力時間が19%短縮したことを確認
ダッソー・システムズのブランドで、ライフサイエンス業界に臨床試験ソリューションを提供するリーディングプロバイダーであるメディデータと、中国・四国地方で多くの治験を実施する大規模な医療機関の公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院（以下、倉敷中央病院）は本日、Medidata Rave Companionが2024年1月より同病院に全面的に導入されたと発表しました。Rave Companionの導入は日本初となります。
Rave Companionは、電子カルテやワークシートからMedidata Rave EDCにデータを自動的に取り込むもので、原資料を参照しながらウィンドウを行ったり来たりする従来の方法に代わるものです。数回のクリックでRave EDCのフォームにデータを取り込めるようになり、業界の長年の課題であった手入力に必要な時間と労力が大幅に削減されました。Rave EDCは、治験実施施設、患者、ラボから報告されたデータを収集、管理、クリーニング、報告する、臨床試験用の最も先進的で堅牢なEDCシステムです。
倉敷中央病院は、他の治験実施施設と同様に、治験デザインの複雑化と収集されるデータ量の増大という課題に直面していました。それに比例して、データ入力にかかる作業量や治験データの正確性を確保するための作業量も増加していました。
倉敷中央病院臨床研究センター臨床研究支援室は、メディデータのアーリーアダプタープログラムに参加し、2023年11月にパイロットテストを実施し、Rave Companionを使用することの影響とメリットを確認しました。テスト結果は、ソリューション導入後に入力時間とクエリの割合の両方が減少したことを示唆するものです。
倉敷中央病院臨床研究支援室の中川英子室長は、次のように述べています。「紙のワークシートを電子化する運用についても検討する中で、Rave Companionの導入により治験データのEDCへの転記の際の誤入力を少なくできるなど、効率化を進めることができると考え、今回の導入に至った。今後も臨床試験のデータ量は増加する傾向にあり、最適なリソースで臨床試験を確実に遂行できるよう取り組んで参ります。」
メディデータのライフサイエンスエンゲージメント本部営業部バイスプレジデントの西基秀は、次のように述べています。「Rave Companionが倉敷中央病院の臨床試験で有効かつ有用であることが証明されたことを喜ばしく思います。メディデータは、技術を通じて臨床試験の効率を改善し、新たな治療法の迅速な開発を促進することに尽力しています。」
これらの結果を受け、同病院はメディデータとの提携を試験的な使用のみから、Rave Companionの本格的な導入へと拡大しました。
メディデータについて
メディデータは、臨床試験をサポートするデジタルソリューションにより、よりスマートな治療、より人々の健康を支援します。3万2000を超える治験と900万人以上の患者さんにおける25年の画期的な技術革新の実績を持つメディデータは業界をリードする専門知識、分析に支えられた洞察、世界最大の過去の患者レベルの臨床試験データセットを備えています。2200社を超えるお客様の100万人以上の認定ユーザーがメディデータのシームレスなエンド・ツー・エンドプラットフォームを信頼し、患者さんのエクスペリエンスを向上させ、臨床のブレイクスルーを加速し、治療薬のより早い上市を実現しています。ダッソー・システムズ（Euronext Paris: FR0014003TT8、DSY.PA）の完全子会社であるメディデータは、ニューヨーク市に拠点を置き、エベレスト・グループおよびIDCによってリーダーとして認められています。
詳細はhttps://www.medidata.com/jp（日本語）、http://www.medidata.com/（英語）をご覧ください。をご覧ください。@Medidataのフォローをお願いします。
ダッソーシステムズについて
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人類の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの創出、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義できるので、世界をより持続可能にするために意義のある影響をもたらすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万を超えるお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページhttps://www.3ds.com/ja（日本語）、https://www.3ds.com（英語）をご参照ください。
3DEXPERIENCE、3DSロゴ、Compassアイコン、IFWE、3DEXCITE、3DVIA、BIOVIA、CATIA、CENTRIC PLM、DELMIA、ENOVIA、GEOVIA、MEDIDATA、NETVIBES、OUTSCALE、SIMULIAおよびSOLIDWORKSは、フランスの法律に基づいて設立された欧州会社（Societas Europaea）であり、ヴェルサイユの商業裁判所書記課に登記番号322 306 440で登録されているダッソー・システムズ、またはアメリカ合衆国やその他の国におけるダッソー・システムズの子会社の商標もしくは登録商標です。
報道関係者お問い合わせ先
メディデータ・ソリューションズ広報代理
フライシュマン・ヒラード・ジャパン 蜷川由彦
yoshihiko.ninagawa@fleishman.com
+81-70-2189-1403