臨床試験の分散化機能によって、試験の効率と患者エンゲージメントを向上
(2022年10月27日 米国報道発表資料抄訳)
ニューヨーク州ニューヨーク - ダッソー・システムズ傘下のメディデータとベーリンガーインゲルハイムは、電子データ収集における両社の提携を5年間更新するとともに、メディデータ製品の利用範囲を拡大することを発表しました。新たな契約により、ベーリンガーインゲルハイムが世界各国で実施する臨床試験で、Rave EDCに加え、分散型臨床試験(以下、DCT)の実現を支援するmyMedidataを利用できるようになりました。myMedidataは患者中心と多様性の強化に焦点を当てたメディデータの患者向けソリューションスイートです。
新たな提携に基づきメディデータは患者中心の実現を支援する機能を提供することとなり、ベーリンガーインゲルハイムは患者エンゲージメントの強化が可能になります。拡大された範囲には、患者ポータルサイトソリューションであるmyMedidataが含まれており、電子的同意取得(eConsent)、電子臨床アウトカム評価 (eCOA)、myMedidata LIVE (ビデオチャット機能による治験担当医師と患者の会話)などをウェブブラウザ経由で利用できます。
メディデータのPatient Cloud担当CEO、Anthony Costelloは次のように述べています。
「ベーリンガーインゲルハイムとメディデータは業界リーダーとして、患者にとって真に価値のあるイノベーションを推し進めていきます。ベーリンガーインゲルハイムはグローバルで臨床開発を進めており、myMedidataやその他のMedidata Clinical Cloudプラットフォームの拡張可能な機能はグローバルな環境下における臨床開発に適しています。両社の協力によって広範囲にわたる臨床プログラムにおいて迅速な対応が可能となり、幅広い患者の参加を促すことができます。」
メディデータのDCTプログラムは、患者、スポンサー、施設をつなぐ拡張性の高いエンドツーエンドのサービスで、患者からのデータ収集、治験薬の配送、臨床試験データの管理およびモニタリングに至るまで必要な機能を包括的に提供します。リモートアクセスを実現するこれらの機能によって、国や地域を超えて横断的な患者のアクセス、組み入れ、エンゲージメントを改善し、より多くの多様な患者に臨床試験への参加を促す機会を創出します。
ベーリンガーインゲルハイムは臨床試験の実施にあたって、Rave EDC、Coder、TSDV (targeted source data verification)、Safety Gatewayなど、さまざまなメディデータのテクノロジーを活用しており、同社のイメージングサプライヤーとの契約を通じてMedidata Rave Imagingによる画像データ収集も行っています。また、同社は臨床試験のスピード、成功、品質を改善するための高度な分析を提供するMedidata AI Intelligent Trialsの利用検討も視野に入れています。
メディデータはダッソー・システムズの完全子会社です。ダッソー・システムズは 3DEXPERIENCE プラットフォームにより、研究から商業化までのエンドツーエンドの科学・ビジネスプラットフォームを提供することで、個別化医療時代におけるライフサイエンスのデジタルトランスフォーメーションをリードする役割を担っています。
メディデータについて
メディデータは、より多くの患者さんの希望を実現できるよう、ライフサイエンス分野におけるデジタルトランスフォーメーションを推進しています。新しい治療の価値最大化、リスク最小化、アウトカム最適化のために、製薬企業、バイオテクノロジー企業、アカデミア、医療診断・機器メーカーなどが日々取り組んでいる研究において、エビデンスを見出し、新たなインサイトを獲得できるよう支援しています。メディデータが提供しているClinical Cloud Platformは、1,900社以上のライフサイエンス企業や団体に採用され、100万人以上の認定ユーザーが利用しており、臨床開発、コマーシャルさらにはリアルワールドデータの活用において世界で最も使われているプラットフォームです。メディデータは、米国ニューヨークに本社を置く、ダッソー・システムズ(ユーロネクスト・パリ:FR0014003TT8、DSY.PA)の傘下のグループ企業であり、世界各国に拠点を置き、各国またはグローバルでの臨床試験ニーズにお応えしております。より詳細な情報はwww.medidata.com/jp、LinkedIn / Facebookの日本語公式アカウントページなどをご覧ください。
Medidata および Medidata Rave は、ダッソー・システムズ(ユーロネクスト・パリ: #13065, DSY.PA)傘下のMedidata Solutions, Inc.の登録商標です。
ダッソー・システムズ について
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCEカンパニーとして、人々の進歩を促す役割を担います。当社は持続可能なイノベーションの実現に向けて、企業や人々が利用する3Dのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、患者、市民あるいは消費者のために世界の持続可能性を高めるべく、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを使って現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出し、さらなるイノベーション、学び、生産活動を追求しています。ダッソー・システムズ・グループは140ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万社以上のお客様に価値を提供します。より詳細な情報はホームページ、 https://www.3ds.com/ja(日本語) 、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。
3DEXPERIENCE、Compassアイコン、3DSロゴ、CATIA、BIOVIA、GEOVIA、SOLIDWORKS、3DVIA、ENOVIA、NETVIBES、MEDIDATA、CENTRIC PLM、3DEXCITE、SIMULIA、DELMIA およびIFWEは、アメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズ (ヴェルサイユ商業登記所に登記番号B 322 306 440 で登録された、フランスにおける欧州会社) またはその子会社の登録商標または商標です。
*本原稿は2022年10月27日(米国東部現地時間)に英語で発表された原稿の抄訳版です。より詳細な発表内容については原文の英語版をご参照ください。
報道関係者お問い合わせ先
メディデータ・ソリューションズ株式会社 中村 淑江
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